8. [ 連載 ] 太陽の熱い想い。

太陽の熱い想い。

 つい、数年前まで、私はおそらく今のあなたとほとんど変わらない状況にありました

 福岡にある安アパートには、部屋中に様々な起業家や成功者の自伝、自己啓発書が山積みにされる。その隙間を埋めるように、いつ買ったのかも分からないような、おそらく数万円はしただろう、セミナーDVDやCDがつめ込まれている。

 iPodには成功者のオーディオばかりが入ったプレイリストがあり、それらを読んだり聴いているあいだは、気分は高揚しました。

 しかし、日々減っていく、虎の子の貯金。分割払いにしてもいっこうに減らないクレジットカードの請求額。3,000円程度が惜しくて、昔からの友人との飲み会すら行けない。電車代を1,000円チャージすることも、ままならない。

 経済的自由や精神的安定とは、正反対の立場にいました

 ただ、そんな状況の中でも、私が唯一行ったことは、

・セミナーの懇親会で、たまたま隣に座った社長が与えてくれた「環境」というきっかけを逃さなかったこと。徹底的に活かそうと努力したこと。

・社長が教えてくれた4つのことわざを、単なることわざで終わらせることなく、体現したこと。それを継続していること。

・そこから学んだことを「自分の事業と太陽アカデミーという場」に再び活かしていること。

 言ってしまえば、本当にこれだけです

 成功者のコミュニティで、紹介の連鎖を生む。その中で、様々な成功者と出会い、彼らと長い時間をともにする。

 彼らと一緒にビジネスをし続けることで、「水は方円の器に随う」、「麻の中の蓬」、「孟母三遷の教え」、「朱に交われば赤くなる」の法則(ことわざ)通り、私は自分自身の能力を格段と向上させ、心も満たされていきました

 もちろん、その結果、収入も莫大に増えました

 もし、あの時、あの場所、あのセミナーの懇親会で、私が成功者のコミュニティに属している社長の隣に、たまたま座ることが無ければ、私は、経済的自由を手にできる狭き門を一生くぐることができなかったでしょう

 持つ者がどんどん富んでいく姿を、指を加えて見守るだけ。そして、みずからは、経済的にも精神的にも、どんどんと厳しい状況に追い込まれてしまう。そんな時代のうねりに、ただ身を任せるより他ありませんでした。

 あの時、目の前に表れた環境を変えるチャンスを逃していれば、

成功できる人だけが持っていて、成功できない人は持っていない。そんな秘密の書物ようなものを手にできれば、成功を掴めると信じ続ける
日影に置かれた鉢植えに一生懸命、水や肥料を与える
いつになったら芽が出るのかと、悩みながら、ただひたすら丁寧に面倒を見ている

 そんな愚かな生活を続けていたと思います。

 しかし、目の前に表れた環境を変えるチャンスを掴んだことで、

成功者のコミュニティで紹介の連鎖を生むこと。
・それによって、莫大に収入が増えたこと。
・さらに、そのご縁のおかげで成功者の濃密なコンサルやセミナーを毎日受けているような状態になれたこと。

 こういった状態を得ることができました。

 ただ、いざ経済的自由や精神的自由を手にしてみると、そこには何か物足りなさが残りました

 埋めきれない何かがモヤモヤとする。ちょうど、そんな時に、最初の名刺を渡してくれた社長から久しぶりに連絡があり、二人で博多の街で会食する機会がありました

 2件店をはしごし、3件目の落ち着いたバーに入った時でした。琥珀色に輝くグラスを少しだけ傾けながら、社長がこんな話をしてくれました。

「……あの時、あの場所、あのセミナーの懇親会で私が渡した名刺は、ただの名刺じゃないんだ

 真剣な眼差しと、社長の語り口。懇親会で初めて会った時の記憶が蘇ってくるように、社長の話にグイグイと引きこまれていくのが分かりました。

「私自身、太陽君と同じように、ある成功者に環境というきっかけを貰って今の立場にいる。だから、あの時、渡した一枚の名刺というのは、言ってみれば、これまで多くの成功者が繋いできてくれた成功のバトンのようなものなんだ」

「先人たちが大切にリレーを繋いできた、そのバトンを手にすることがどれほどの価値があるか。それを正しく理解し、そのバトンを受け取って、今なお全力で走り続ける。その太陽君の判断や姿勢は本当に素晴らしいものだと思う。まさに勝負所でアクセルを踏むような行為だったと思う」

「……でも、だからこそ、そのバトンを手にした人間は、先人たちの想いを台無しにしてはいけない。そのバトンを落とすことなく、大切に、将来有望な次世代の人々へと、リレーを繋いでいかなければならないんだ。そして、太陽君には、それが必ずできる

 社長がそう言い終えた瞬間。全身に鳥肌が立ち、目から温かいものが溢れ、頬を伝うのが分かりました。

 私が今、こうして成功者の仲間入りができているのは、最初に一枚の名刺を渡してくれた社長のおかげ。社長が私に成功のバトンをリレーで繋いでくれたおかげです。

「……だからこそ、私も受け継いだこのバトンをリレーしていかなければならない

 そんな使命感を感じた瞬間でした。

・単に環境が悪いだけで成功の芽を咲かせることができない人
・環境という、ちょっとしたきっかけさえあれば成功者の仲間入りが出来る人
・ポテンシャルはあるけどそれを開花させることができない人

 こういった人にバトンをリレーしていかなければならない。

 私の中でモヤモヤとしていたもの。埋めきれない何かとして欠けていたピースは、その使命感でした

 私のような状況にあった人。日影に置かれた鉢植えに一生懸命、水や肥料を与えることで消耗している人。そういった人に、日当たりの良い環境を作り、その場を提供したい。誰かにとっての太陽であり続けたい

 社長との会食の後、私は太陽アカデミーを主催し、今では、のべ87名以上の成功者を輩出できるまでになりました。

 ここまで私のメッセージを読んでくれているあなたは、もうすでに成功のバトンパスに向けて、助走を開始している状態です。あとは、そのバトンを受け取って、自ら成功者となるだけです

 そして、きっかけを求めている、次の世代のあなたのような人々へと、またバトンを繋いでいって欲しいと思っています。

 私は、このリレーを必ず成功させます。あなたも私やリレーを繋いできてくれた先人たちを信じて、このリレーを最後まで走り抜けて下さい。そして、自ら経済的自由や精神的自由を勝ち得て、それを次の世代へとリレーを繋いで下さい

松本太陽