1. [ 連載 ] 持つ者と持たざる者。

経済的自由を手にできるのは一握り。持つ者と持たざる者の格差はどんどん広がっている。

Income gap is getting bigger and bigger.

 こんにちは。太陽アカデミー主宰者の松本太陽です。

 突然ですが、最初に、ショッキングなニュースをお伝えします。

3.9パーセント。

 これが何を意味する数字なのか、あなたには分かりますか?

 これは国税庁が発表した、日本の全人口に占める年収1,000万円以上の割合です。

 ちなみに…

年収1,500万円以上は1%。
年収2,000万円以上では0.4%。
年収2,500万円以上は0.2%。

(民間給与実態統計調査 平成25年分 国税庁より)

 実際の人数に置き換えてみると…

 年収1,000万円以上は、100人に4人以下。
 年収1,500万円以上は、100人に1人。
 年収2,000万円以上は、300人に1人。
 年収2,500万円以上は、500人に1人。

 一言に成功と言っても、その定義は様々です。

 しかし、経済的自由を手に入れ、お金に困らない生活ができる。仮に年収1,000万円以上を、その条件とすると全体の3.9パーセント。世間一般的に言われる“いわゆる成功”を手にしているのは、本当に限られた割合しかいないことが分かります。

 もっと言えば、年収1,000万円あっても、必ずしも経済的自由を手にしたとは言えないのも事実です。

 多くの人が年収1,000万円以上に憧れを持ちます。しかし、2014年に週刊ダイヤモンドで「年収1000万円の不幸」という特集が組まれるなど、税金や社会保障費を加味すると、年収1,000万円でも決して経済的自由を手にしたとは言えない時代になっています。

週刊ダイヤモンド

週刊ダイヤモンド【14/5/3号】より

 少なくとも、年収1,500万円以上。できれば年収2,000万円以上あって初めて経済的自由を手にすることができる。こう考えた場合、最低でも、100人に1人の年収1,500万円以上。あるいは300人に1人の年収2,000万円以上。こういった狭き門をくぐり抜けていく必要があります

 これがどれくらい狭き門かと言えば、

東大の合格率は100人に34人(34.2%)
ハーバード大学は100人に6人以下(5.9%)
スタンフォード大学は100人に5人(5.1%)

 最難関と言われるハーバード大学やスタンフォード大学の合格率でも5〜6パーセント。年収1,500万円以上となると、その5倍以上狭き門をくぐる必要があるわけです。

 さらにショッキングなデータがあります。

 これが何を表すデータなのか、分かりますか?

 実はこれ、厚生労働省が発表している所得の格差を表す統計データ(※)。折れ線グラフが上に行けばいくほど、所得格差が拡大していることを意味します。

(※ジニ係数と呼ばれ、賃金や所得の格差を数量化して把握する場合の代表的な尺度として使用される。数値が1に近づくほど不平等度が高い、格差が拡大していくとされる)

厚生労働省HP:http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je09/pdf/09p03021.pdf より

 1997年辺りから、所得格差は拡大の一途を辿り、その勢いは劣ることを知りません

 これは、前述の国税庁が発表している年収のデータと合わせて考えると、

 経済的自由を手にできる、狭き門をくぐり抜けた、ごく限られた人々は、ますますお金持ちになる

 一方で、その狭き門をくぐることの出来ない人々は、経済的にも、どんどん厳しい状況に追い込まれていく。

 こういったことが言えます。